ククルダク

2018年11月20日

もう少しだけ続けと天使は 

物静かなそれは、最初尖塔の上から街を見ていた。ある者は鳥だと言い、ある者は彫刻だと言い、またある者は猫だと言った。 

それは何でもなかったから、皆不思議がったり訝しみもしない。 鳥の様にくるくると飛び、彫刻の隣で苔を生やし、猫の様に夢を貪った。 

彼について

右翼欠損,左翼ほぼ喪失。口、腕を確認出来ない。 話さず、表現しない。 我々から見えない場所では野菜を刻み、ラーメンを煮て食べているのかもしれない。

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