スイ

2018年06月01日

「二度と会えないとしても、きみを見送ろう」

進む道を、ひとは決めているはずだ。

寄り道したり、考えこんで夕暮れまで過ごしたり。

そんな日々だって、流れる川の中にある。


ひとには旅路が見えている。

旅路に名前をつけられないだけで。

名前のないものでも、時々愛おしく思うことがあるだろう。

ひとは流れるように旅をする。


両の手に収まるものだけを持って、彼は行く。

たまには座ってお茶でも飲もう。

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