ミシカリ

2018年06月11日

「英雄に名前が必要か?」

手負いの獣に引っかかれて、怒るなんてとんでもない。
獣には獣の都合があるのだ。
名前や記憶を忘れてなお猛進する彼女にだって、それなりに目的というものがある。進路を塞いではいけない。いわく、風の神様に再試合を挑むのだと。
進路を塞いではいけないが、行く方向が同じなもので。
神様殺しの急先鋒、参る。

© 2022 ほがり 仰夜
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう